この記事を書いたのは、もうすぐ2018年の3月も終わろうとしている頃。
私が登録型派遣から無期雇用派遣に切替えたというお話です。
2018年4月から「無期雇用派遣」がスタート!3年縛りがなくなった、というのはほんと?
そもそも派遣社員は正社員とは違い、その会社に直接雇われているわけではありません。
- 正社員=直接その会社に雇われている社員
- 派遣社員=その会社と派遣会社が契約を結び、契約書に書いてある仕事だけをするために派遣された派遣会社の社員
- 派遣社員は「派遣会社」に登録して社員登録されている
- 「派遣会社」と「派遣労働者がほしい企業」が派遣契約を結ぶ
- 登録している社員を派遣契約を結んだ企業へ派遣する
(この時、どんな仕事をいつまでしてもらうか契約する)
↑これが、「登録型派遣(有期雇用)」と言われているものです。
よくある「派遣」ってやつですね。
もちろん私もこれでした。
派遣会社と派遣先企業が結んだ契約内容によって、派遣として働きたい私達と派遣期間が決まります。
だから有期雇用(期間の定めがある雇用)と言われていて、これが(同じ部署だと)最長3年という縛りがあったんですよ。
有期雇用の派遣社員のいいところを現役アラサー派遣OLが紹介します
>>>現役アラサー派遣OLが教える派遣事務で働くメリット・デメリット
派遣の3年縛りって何?派遣社員には、同じ職場で働ける制限があるんです
改正派遣法(2017年9月30日)により、ひとつの部署に同じ人は最長3年までしか働けない縛りがありました。
そしてこの派遣法と合わせて、労働契約に関する法律に「労働契約法」があります。
これは契約が終わったあとに、そのまま雇い止めで職を失う人が出ないよう考えられた法律で、2013年に改正されています。
この法律では、2013年4月から「同じ場所に5年以上働いている就業中の派遣社員」は、無期雇用(契約期限の定めのない雇用)に転換できるという内容が記載されました。
よって、2013年の4月以降で同じ職場に5年以上働いている人は、
- そのまま「登録型派遣(有期雇用)」でいるか、
- 「常用型派遣(無期雇用)」で働くか選べる
ようになったわけです!
【私の場合】「無期雇用派遣」に変わると何が変わったの?
始まったばかりの制度です。
というか、私の時はこれから始まる制度。
派遣会社の担当さんも所属先担当者も皆よくわかっていません(笑)!
基本的には、
- 別途交通費がもらえる(現状で公共交通機関を使って通勤していれば)
- 時給が上がる(少し)
- 「無期雇用派遣」となることで常に派遣会社が仕事をくれる(無職にならない!)
とのことでした。
とりあえず、私が登録している派遣会社では、「全国一斉に5年目を迎える有期雇用の派遣社員を無期雇用に切替えることで、企業への安定供給・派遣社員の安定した労働環境の維持をする」という方針でしたので、派遣先と話し合いの後、書類を書くだけで切り替えは終了となりました。
>>>無期雇用派遣になってみたけど、手続きはとっても簡単すぎた話
無期雇用派遣のメリット・デメリットはあるの?時給が上がるってほんと?
正直言いますと、私は時給が10円20円上がりました−!
(給与明細見たら上がってた)
え?少ない?
地方の派遣なので、大手派遣会社のホームページに書いてあるような時給アップとかの話は一切なかったですね。
キャリアアップの経験が詰めると言われても、すでに今の部署で1番のベテランは私なので、キャリアも何もありません(笑)。
ミイダスで正社員だった場合の年収を調べたらもっともらえていたのでびっくりしましたけどね…
派遣のままだとこんなもんですよね…
あなたの年収は適正?派遣社員でも調べられる私の市場価値をやってみた
>>>MIIDAS(ミイダス)で調べた私の市場価値は年収○○○万円!?
一般的な無期雇用派遣に変わった時のメリット・デメリットはこちら
- 派遣会社の定める定年まで必ず働ける
- 時給とは別に、「交通費」が支給される
- 年末調整の他に、今まで自分で納めなければいけなかった住民税を「特別徴収」として給与天引きで払ってもらえる
先に言ったように、たとえば現在の派遣先企業での派遣契約が終了しても、必ず次を紹介してくれます。
どうしても見つからなければ派遣会社の責任ということで、給与が出るそうですよ!
(派遣会社に確認してみてください)
また、正社員の皆様にとっては当たり前な「特別徴収」。
派遣社員は、自分で市町村から届く市民税・県民税といった「住民税」を自分で払っていたので、代わりに会社が、その年の6月から給与天引きで払ってくれるようになりました。
地味に面倒くさい&払うお金が大きくてためらっていたのでありがたい気がします。
そのくらいですね…
- 正社員ではないので「賞与」などは発生しない
- 自分で「働き先(企業)」を選べない
私のように、元から有期雇用で働いていた企業が、ずっと派遣社員を置いておきたい企業さんなら同じ職場で働き続けられますが、その企業との契約が終了になれば、違う職場に異動させられるということは忘れてはいけないポイントですね。
ただし、介護休暇や育休といった制度は、もともと派遣会社の方で福利厚生として扱っているはずですので、いま一度確認してみてくださいね!
【まとめ】無期雇用派遣になっても大きな変化は無かった!職場の安定、給与や福利厚生で選ぶなら「正社員」に転職しよう!
私、きなこ(@kina0ko0)は、結婚して転居するまでの手段として派遣を継続していたら、結局フラれてあっという間にアラサーになってしまったという、行き当たりばったりな働き方なので、決して他人にはオススメいたしません(笑)。
ですが、自由な時間を確保したい、自分の選んだ職場環境で働きたい!という方におすすめな働き方であるのかなと思っています。
- 安定した仕事につきたいけれど、正社員のように縛られたくない人
- 扶養内で働きたい主婦
- 副業しているからがつがつ働かなくていい人
- 同じ企業でずっと働きたい人(企業側と要相談)
もしあなたが派遣契約期間の終わりに近づいていて、「派遣」をするメリットを感じていないのなら、転職して「正社員」になる方がいいかもしれません。
ちなみに、私は主婦になってパートで働きたいので、無期雇用派遣を1年やってから、直接雇用(パートだけど)になれる「紹介予定派遣」に変えました!
年々、税金も上がり、仕事も過酷なものが残っているので、アラサーの内に働きやすいところを探すのが1番かなと思い、結婚する(と思っているので)、無期雇用派遣をやめました。
もしあなたが、今の派遣生活にデメリットばかり感じるのでしたら、やっぱり転職して正規社員になるほうが、日本では生活しやすんじゃないかと思います。
それでは、派遣OLきなこ(@kina0ko0)が、無期雇用派遣についてお送りしました。
▼転職先を探すなら、「非公開求人」が多いDODAがオススメ!
>>>ヒミツの求人を探しにClick!
自分と同じ年代の年収がキニナルなら、サクッとアプリで調べてみよう↓
>>>派遣社員から転職するなら年収はどのくらい?無料で調べるならMIIDAS(ミイダス)が便利だった