派遣社員として働き出して10数年…
飲み会も参加したし、休日も仲良くなった社員さんと遊ぶこともしていました。
となると、訃報やお祝い事も耳にするようになり、どうしたものかと悩むことが多々ありました。
このページでは、周りの先輩派遣さんたちの様子も見つつ、実際に私がどんな対応をしたのかをご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
派遣先での訃報やお祝い事に、香典・祝金は出した方がいいの?
初めての派遣だと、こういう時ってどうしたらいいのかわからないですよね。
私も総務を6年経験してみて、なんとかそれなりの対応ができるようになりましたが、
- どこまでの人に対して対応すればいいのか?
- いくら出したほうがいいのか?
が1番悩むところでした。
初めての訃報対応は、直属の上司だった
少し規模の大きな会社だったということもあり、特に訃報が届く頻度も高かった総務課の仕事。
会社という立場ではなく、個人として初めて対応したのはその総務課で上司だった方です。
奥様がご病気で他界されるという悲しい出来事で、私も含めて課内総出で葬儀のお手伝いに行きました。
(ちなみにこの時は、多くの参列者様の香典袋の裏の住所や名前のデータをPCに打ち込む作業をしていました。)
しかし、手伝いに行くのはいいけど、派遣の私はいくら包むのでしょう!?
わからなかった私は、ともに会場へ向かう女性社員さんに聞いてみたところ、「3,000円くらいでいいんじゃないかしら?派遣さんだもの」という言葉のまま、その金額を出しました。
社内に「慶弔規定」がある場合は金額が明記されているので、参考にしてみよう
※なければ同じ職場の派遣、社員さんに聞いて金額を揃えると良いです。
(お返しの品が金額によって違うため)
ただし、プライベートでも飲みに行くような方には個別対応
これはお付き合いの度合いによりますので、該当しない方はすっ飛ばしてOKだと思います。
派遣社員という形で働いている以上、仕事の契約以外はしていないので、大きな会社であればあえて何もしない方が良いこともあります。
しかし私の場合、同じ会社に6.5年勤務していましたので、他部署でも食事に行ったりするような社員さんがいました。
現に、契約終了で別の会社に移る時には、多くの方からお餞別をいただいてしまい、びっくりしたものです。
個人のLINEも知っている仲なので、このような方達に訃報やお祝い事があれば個別に出すようにしています。
部署が違えど、飲み会や個人的に親しくなった社員さんへは、慶弔対応してもOK
※現地へ行かない(行けない)ものの、総務課などで慶弔金の取りまとめをしていれば、一緒に集めてもらうと楽かもしれません。(私はとりまとめしていました)
※直接、該当の社員さんへ渡せるのであれば、渡しても良いですね
派遣社員が複数名いる時は、「連名」で包むこともできる
同じ部署で、自分以外にも派遣の方がいる時は「連名」対応も良いと思います。
私は前の部署の部長さんに訃報があった際、同じ部長さんの下で働いていた別の派遣さんと、連名でお香典を出しました。
包む金額と香典袋の種類について
私が5,000円以上を包むことはまず無いので、いつも引き出しの中にはワンタッチタイプの香典袋が入っています。
また、訃報の時は「薄墨」で名前を書くことを忘れずに!
- 名前は部署名を入れてはっきりと記名
- 裏面には金額と住所を忘れずに書きましょう
- 1万円以上を包む場合は水引きのある封筒を使う
無地の封筒は万能?「御霊前」が一番最適!どんな宗教にも対応できるからです!
仏教が多い日本ですが、たまに「神式」や「キリスト教」の方がいらっしゃいます。
無地ならどんな宗教でも対応できるので便利です。
しかし「御霊前」も「神式」や「キリスト教」に対応しているので、手書きに抵抗ある方には便利ですよ。
《仏教》
- 御香典、御香料、御霊前(四十九日前まで可)
仏教宗派問わず使用可。
用途:通夜/葬儀/告別式/法要 - 御仏前(四十九日以降に使えるので、通夜、葬儀の時には使わない)※地域や宗教によって違う場合もあるので確認しましょう。
- 万能なのは「御香典」仏式だなということしかわからなければ、お花やお香の代わりに供えるものという意味の御香典を使えば間違いないです。
《神式》
御玉串料、御榊料、御神饌料、御神前料、御霊前
《キリスト教》
お花料(おはなりょう)、御霊前
また、内袋が無いタイプなので、袋の裏面に「氏名」「住所」「金額」をそのまま書けるので手間いらずなんですよね。
「神式」「キリスト教」の場合は、御香料や蓮の花の印字は不可(仏式用ため)!
※「神式」…双色の「水引」の封筒。「御霊前」や「玉串料」
※「キリスト教」…水引がついていない封筒(ユリの花や十字架の印字はOK)。「御花料」「お花料」
お祝いは「結びきり」と「蝶結び」に気を付けよう
「御祝」は、職場だと結婚、もしくは出産が多いと思います。
この時の袋も、もちろん派遣の私達は豪華なお祝い袋でなくて構いませんが、せめて袋の違いには気をつけたいところです。
《結びきり》
二度とほどけないもの … 結婚
また、金額は別れないという意味で割り切れない奇数金額にしましょう。
《蝶結び》
何度も結んで解けるもの
(繰り返して良い祝い事)…出産などの他のお祝いごと
慶弔対応はマナーであり、心遣い。派遣社員でも必要な時はしっかり対応しよう
派遣社員としての立場はあるのものの、親しいお世話になった人へはやはり対応するのが1番です。
また、悩んでしまうような間柄なら、すっぱりと辞めてしまうのも手です。
自分がこれこらもずっとその職場にいることは無いけれど、契約が終わるまで穏便に過ごしたい…派遣社員の時に感じるのはまさにこれ。
やり過ぎない気遣いで気持ちよく仕事もしていきたいですね!
以上、総務課6年勤務した派遣社員、きなこ(@kina0ko0)がお送りいたしました。
※あくまで私の場合の慶弔対応をご紹介しておりますが、地域でも対応は違いますので、社員さんや担当営業さんに確認してみてください。
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