久しぶりの投稿です。
非正規雇用歴10年以上のきなこです。
いらっしゃいませ!
この記事では、せっかくアラフォーで正社員になれたのに、色々ブラックすぎたのでおよそ3ヶ月で辞めてしまった私について記事にしております。
アラフォーで正社員になれたのに辞めてしまった理由
- 雇用条件(特に賞与と給与内容)が違った
- 福利厚生というか建物の設備が問題だった
- 社長が苦手過ぎた
- 会社の将来がなかった
まずザックリいうと上記の4点。
1.雇用条件が違った
賞与3ヶ月!といいながら10万もないとか、接客あるとか、家で作業があるとかもうだめでしたね。はい。
求人サイトから応募したのですが、皆さんはおかしな点があればぜひ「求人サイトへ報告」を忘れずにやって欲しいです!
元気のある人なら労働基準監督署でもいいのかも。
※私は始めてのブラックだったのでとりあえず3ヶ月様子見してしまいました!
<具体的な雇用条件・労働条件の違い>
・賞与3ヶ月(前年)→前年も誰も3ヶ月もらっていない。むしろ数年10万以下とのこと(他の社員さんより)
・接客なしと書いてあるのに接客がある→もう無理…(接客ナシを探していたのに!)
・そもそも労働条件契約書を作っていない(交付はない)→もう違法
・研修とマニュアル有り→何もない。色んな人に聞いて自作。
2.福利厚生というか建物設備が無理
・トイレが男女兼用で1個しかない→サニタリーボックスなし
1番びっくりしたのはこれ!
なんとアラフォーの私が当時1番若かったのですが、今までの女性社員はどうしていたのか不明すぎる!
(※当時私以外はアラフォー以上だったので詳細は聞けず。というか聞きにくくて理由は不明。)
私は生理痛治療のためにピルを飲みだしていたのでセーフ(?)だったのですが、本当に「え?」という衝撃でした。
・エアコンのない鍵のかからないロッカールームで全員でお昼
苦行!?
暑さ寒さには耐えるしかないらしく、また、ロッカーは一人ひとつはなく最大2名で兼用。
鍵はない。
貴重品は入れるな?ってこと?
3.社長が苦手過ぎた
御本人としては、お茶目で若々しく優しい社長というイメージらしいのですが、実際はパワハラモラハラセクハラちっくで物忘れが激しくいつも眠りこけているおじい様でした。
既存の社員さんたちはすでに諦めモードで、あしらっているという印象でした。
特に、この社長に気に入られないと交通費が満額支給されないというところが特に意味不明。(どこかに規則があるらしいけど誰も見たことがない)
パワハラだな…とやばさをひしひしと感じました。
また、暇なのかずっと話しかけてくるので仕事が進まない!
同じ話をしてくるし、スマホやPCの操作のお世話もあるため、かなりのストレスでした。
4.会社の将来がなかった
家族経営の中小企業であり、後継ぎがいないため企業譲渡を予定している…とのことでしたが、どうやら4,5年前からずっと言っていたそうで、辞めた当時もずっと銀行とやりとりしていました。
もちろん私が辞める時も、まだこの会社譲渡の話は決まらず。
買い手のない会社…
がんばってしがみついても何もなさそうです。
始めての現金手渡し給料日
また、この会社は令和の今では信じられない給料が現金支給という制度!
(株式会社なのに!?個人商店じゃないぞ!)
これにより、銀行の「給与振込でATM手数料無料」みたいなのは受けられず、すごく不便になりました。
普通に無理…
採用されたけどすぐ辞めたい!どうする?
私は必殺の「結婚で転勤」といういつものワードを使用してしました。
それだけスムーズには辞められないということを、既存の社員の方々に聞いてしまったのでコレしかないのか…とゴリ押ししたのです。
- 円満退社は海外赴任の夫についていった人だけ
- みんな給料か社長が嫌で辞めている
- 前任者も社長が無理で退職
本当に無理だったら、退職代行を使おうと思っていたのですが、年齢的にもアラフォーで独身はヤバいと思われていたようで(このあたりは古い世代の方の価値観っぽいです)、意外とスムーズに承諾いただけました。
もちろん、後任者への引き継ぎと存在しなかった業務マニュアルは作成したので、なんとかなった!助かった!という気持ちでした。
正社員を退職する時なにをした?
- 引継ぎをしっかりやる
- 全体へのお礼用お菓子と個別に配るお菓子を用意した
正直、勤続年数1年未満だったため、今までの派遣生活とあまり大差ありませんでした。
引継ぎはマニュアルのない会社だったため、自分の業務メモを自宅PCでエクセルやワードデータに起こし、社内PCへ保存(このあたりもUSBを自由に使用できたのでコンプラ系は皆無の会社です)。
お菓子は日持ちする焼き菓子で、個別配布もひとりあたり600円以内におさめました。
ブラック企業に当たらないために気をつけること
実は兆候はあったのですが、「嘘でしょう?まじで?逆に面白いのでは?」と興味のあまり働きだしてしまったが運の尽きでした…。
- 面談で仕事内容や条件の話が全く出なかった
- 電話でいきなり「明日から来て」と言われた
- 契約書がないだけじゃなく労働条件通知書が存在しなかった
1.面談で仕事内容や条件の話が全く出なかった
たまに書面で渡され、求人サイトにも掲載されているために「質問はありますか?」とあっさり確認されることはありました。が。
こちらは社長の思い出話(?)がメインで私から頑張って質問しないと、雇用に関する話題にならなかったです。
すでに社長のおしゃべり好きが全開でした。
2.電話でいきなり「明日から来て」と言われた
どうやら引継ぎに時間がないとあとからわかったらしく、いきなり電話で「あなたにキメたんだけど明日から来れる?」と唐突な採用通知をいただきました。
必要なものとかなにもわからなかったですが、軽作業的な仕事だったのでこんなものか…とOKしたのがいけませんでした。
人手不足感が強くてヤバそうだったのですが、現地面談で見かけた既存社員さんたちはいい人だったし、落ち着いた職場に見えたのでもうトラップでしたね。
3.労働条件通知書が存在しなかった(違法)
「契約書」に関しては、交付の取り決めが実は法律で決まっておりません。
が!
「労働条件通知書」は、雇用主が作成し必ず配布しなければいけない労働基準法で定められた義務となっております。
・どんな条件で労働してもらうかを明記した書類
ということです。
これを交付しない企業には罰金が課せられています。
<労働条件通知書について>参考サイト↓
・【2024年4月施行】労働条件通知書とは?新たな労働条件明示のルールを分かりやすく解説!(引用元:契約ウォッチ)
・労働条件通知書とは?雇用契約書との違いや記載事項を例とともに解説(引用元:勘定奉行OBC360°)
・「雇用契約書」とは?「労働条件通知書」との違いや必ず確認するべきポイントを解説(引用元:doda)
数年前までは有給が取れなかった&振替休暇がなく労働基準監督署がはいっていた
これは辞める直前で知りましたが、昔は「有給は雇用主が付与するもの」と社長が信じていたため、社員は皆好きな時に休みが取れなかったそう。
労働者の権利を認めなかったばかりか、土曜出勤が祝日と重なると、なぜか振替がなくなり「休日」がどんどん減って会社カレンダーがおかしいと労基署の監査が入ったそうです。
(と、社長が自ら笑って話してきたのでドン引きでした。やばすぎるこの会社)
なんとか無事にブラック企業から退職できた!転職までにやること
- 社会保険を切り替える(国民健康保険へ加入)
- 失業保険を申し込む(条件あり)
だいたい14日以内に切り替えをし、離職票が届いたら「失業保険の申請」に行くのが一般的かなと思います。
1.社会保険を切り替える
こちらは人によりますが、会社で加入していた社会保険(健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険)から抜けることになるため、特に「健康保険」を「国民健康保険」へ切り替える必要があります。
会社で入っていた保険(〜協会系)が良ければ継続もできますが、特にメリットはない(国民健康保険より大概、支払いが高くなる)ため、私は「国保」へ切り替えています。
また、一緒に役所で厚生年金から国民年金への切り替えも案内されるため、まとめて手続きをしました。
2.失業保険を申し込む(条件あり)
会社から発行される「離職票」が届き次第手続きができるアレです。
ただし、すぐに辞めた場合、受け取り条件の【退職前2年間で雇用保険の加入期間が通算12か月以上】に該当しない場合があります。
※前職からすぐに失業保険を貰わずに転職しているなら、受給の可能性あり
なにはともあれブラック企業はさっさと辞めよう!時間と心身のエネルギーの無駄!
はっきり言えるのは、解決されない疑問やストレスを抱えたまま毎日「労働する」のはしんどい!ということです。
- 改善される見込みがある
- 給料だけはいいから我慢できる
- スキルアップにだけは利用できる
などがあればいいですが、こういうことがなく、ただ「給料なくなるのは困る」という不安だけで働いているのであればさっさと辞めるべきだと思います。
今はウーバーイーツや短期派遣、アルバイトがたくさん見つかる時代なので、ブラック企業に受かるならバイトくらい選ばなければ見つかります。
非正規雇用ばかりでやっと手にした「正社員の肩書」ではありましたが、どんな正社員でもいいというわけでは無いことを痛感した出来事でした。
ぜひ、この記事にたどり着いてしまったあなたには、早めにブラック企業から離脱できることを応援しています!
無職でも日本なら簡単に死なないはずだから!
無理しないでくださいね!